
筋トレによって肉体のみならず精神面にも良い効果が得られることはご存じの方が多いと思います。しかし実際に体におこる作用までは分かっていないのではないでしょうか。
運動によって分泌が高まるホルモンは5つあります。エンドルフィン・テストステロン・セロトニン・ドーパミン・オキシトシンです。これらのホルモンは作用は細かく違いますが幸福感を増やすホルモンです。
またホルモン以外の作用としては見た目の改善があります。見た目の改善は1週間などの短期間ではすぐに効果は出ません。しかし1か月ほど続けると間違いなく現れます。努力の結果が見えた時に努力した自分に対して肯定感が強くなります。
本文では各ホルモンの違いや見た目の改善による精神的な効果について詳しく説明していきます。
目次
5つのホルモンの作用で昨日より少しポジティブな日を送る
一時期話題になったあらゆる精神的な問題を筋トレによって改善しようとする考えがありました。しかし私はこれは間違っていると思います。改善の程度は人によって違います。でも良い効果が表れることは間違いありません。
エンドルフィン(高揚感を得る)
これは脳内麻薬と呼ばれるほど作用が強くでるホルモンです。運動をする前に面倒臭くても、いざ終わってみるとなんだかスッキリいい気分になっているのはこのホルモンの作用と言われています。
テストステロン(勝者の優位感を得る)
不安や焦り・自分はダメなヤツだと思ってしまう心に作用するホルモンです。勝者は自信と余裕があり、困難に挫けず立ち向かっていきます。自分への肯定感が低い場合にそれを支えてくれる作用です。
ドーパミン(快感を得る)
これは三大神経伝達物質です。運動や目標の達成、良い未来を想像してワクワクするときなどに分泌されます。この「快感」を得る為に脳が頑張ろうとして、物事に意欲的に取り組むことができます。
セロトニン(幸福感を得る)
これも三大神経伝達物質です。幸福感を得ることで精神の安定を司っているホルモンです。外的なストレスによってこのホルモンが不足すると鬱病の原因になったりします。またこのセロトニンを原料して、睡眠の質を高めるメラトニンが作り出されます。運動と睡眠の両面で精神を支えてくれます。
オキシトシン(癒しを得る)
これは恋愛ホルモン・信頼ホルモンとも呼ばれます。運動の中でも特にリズム運動によって分泌されます。また運動以外にはスキンシップによって分泌されます。ストレスを緩和させるという直接的な働きがあります。
見た目は最短1か月から変化が始まる
初心者ほど変われる
周囲から何か言われることは案外少ない